母と娘の節約旅ブログ

海外・国内問わず旅行記をメインに書き綴っていきます。 食事は海外の場合基本自炊です。グルメリポートはほとんどありません。 フリードプラスを購入してからどっぷりと車中泊にもはまり、ついにはステップワゴンに乗り換えてしまいました。今後は車中泊の旅がメインになりそうです。

【RTW 2018年夏ヨーロッパ旅 その6 アクイレイア・グラド観光編】

2018年8月2()  

今日は、電車でチェルビニャーノに行き、バスに乗り換えて世界遺産のアクイレイア、またバスでグラドへ行き、バスでトリエステに戻る予定。

 

7:50発の電車に乗るために7時頃出発!

荷物預かりの場所などを確認しておいた。

明日は、日本で立てた計画では朝早いバスでスロベニアポストイナに行くつもりだったんだけど、現地に来てから調べたらポストイナに止まる午前便のバスはなく、早くても12:45発。

それまで時間が空いてしまったのだ。

トリエステは十分堪能したんだけど、居ることになったため、スーツケースを駅の荷物預けに預けてから市内観光でもするか、ということになったのだ。 

電車から降りて構内に入るときの扉 美容室もあるんだ。トイレは有料だ。

さて、電車が入線し、人がたくさん降りてきた。清掃が入り、出発時間が近づいてもホームの掲示が何も出ないので不安になり、係の人に「チェルビニャーノ?」と聞くと「乗っていい」と言うので乗り込んだ。しかしいつまでたっても出発しない。結局ヴェネツィア・サンタ・ルチア行きの電車は30分遅れで出発した。これは痛い。チェルビニャーノで乗り換えるバスの本数がそんなに多くないので、アクイレイアに着く時間が遅くなってしまう。
 
チェルビニャーノ行きのチケット

 

途中、トリエステ空港駅に着いた。時間が合えば、バスより電車の方がトリエステ市内には早く着くな。

チェルビニャーノに着くまで検札はなかった。

8:50到着。チェルビニャーノ駅ホーム


そしてバスは行ってしまった。次のバスは9:37発。時間がもったいないなぁ。

バス時刻表

駅を出て右手に歩くとバス乗り場とTAXI乗り場がある。が、TAXIは止まっていない。


チケットはタバコ屋で買うのかなと思ったら、売店のお姉さんに「あっち」と言われる。どう見ても電車の切符売り場。バスの中で買おうとあきらめたら、ベンチで座っていたおばあちゃんが親切にもお姉さんに聞いてくれて、電車の切符売り場でバスのチケットも買えると教えてくれた。
 
ここでバスのチケットも買える。

チェルビニャーノ→アクイレイア→グラドのチケットを買う。

バスは遅れてやってきた。

どこで降りるかハラハラしながら見ていると、塔が見えたので降車ボタンを押す。バスは塔を通り過ぎて止まった。バス停は少し先にあるので、歩いて少し戻る。もう10時だ。次のバスは12時。見学時間は2時間しかない。これでは、ローマの遺跡とか考古学博物館を見るのは無理だな。

アクイレイアってこんなところ↓  世界遺産です

アクイレイアはローマ帝政初期には大司教座も置かれ、ローマ帝国第四の豊かな商業都市でしたが、5世紀にフン族アッティラにより都市は破壊されました。遺跡の多くは未発掘のまま地下に眠っています。

総主教聖堂バジリカの床下から発見された床一面を覆う4世紀のモザイクは壮観そのもので、アクイレイアが東方・中央ヨーロッパへの中継地として、キリスト教伝導という宗教的にも重要な役割を担っていたことがわかります。

並木の向こうに塔が見える。

 


チケット売り場で、お姉さんがどこを見るか丁寧に説明してくれ、メインだけなら3ユーロだけどここもここも大事です、と言われ、せっかく来たのだから全部見るコースにした。10ユーロ。でも世界遺産だし歴史的文化的な価値からすると、一昨日見たミラマーレ城から比べるとずいぶんと安い価格設定では?と思った。

大聖堂に入るといきなりメインのモザイク。圧巻。床がうねうねしているのはどうしてなんだろう?

とにかくすごいの一言。



キリスト?

ニワトリと亀の戦い。
ニワトリはキリスト教に目覚めた知恵のあるものの象徴で、亀はまだ気付かぬ無知なものの象徴らしい

天使だ

海のゾーンに入った。 魚はキリスト教徒の象徴らしい


タコ?

なんだろう?

天使が船を漕いでいる

こちらの天使は裸です キリスト教徒を救っているのかな

預言者ヨナが大きな魚に呑み込まれ、3日後に吐き出されたところ。魚と言うより鳥に見える。

この場面、惜しいかなガラス張りの通路の下になっている。

出てきた後、カボチャの木の下で休憩中のヨナ。

すごいとしか言いようがないモザイク画だった。

祭壇


次はクリプトへ。キリストの一生を描いたフレスコ画。狭い空間に見るフレスコ画は圧倒的。


クリプトを出る。
さっきは見られなかった預言者ヨナが呑み込まれるシーンがあった。

遠くて撮影が難しい。

次は、
鐘楼地下のモザイク。

ここにあるのが一番古いモザイクだっけかな。



ローマ時代のモザイクの上に新しい時代のモザイク なかなかおもしろい。



ニワトリと亀の戦いだ。さっきのモザイクより洗練されている?


かたつむり


一旦外に出て、次は洗礼堂のモザイク

洗礼堂自体は普通。その隣に、集会所みたいな建物の中にモザイクがあった。



ラストは鐘楼入口下のモザイク。鐘楼に登るのはパス

 

これで見るものはすべて見たかな?11:30だ。

バスの時間まであと30分。さっきのチケット売り場にトイレあるかなと思って行ったら、トイレはもう1か所のチケット売り場の裏手だそう。

ついでに土産を見て母が小銭入れを買う。

トイレは今時ないような簡易トイレで、一応水洗だけど和式。高齢者にはきついトイレである。

せっかちな母がやたらとのんびりしているので、こっちが焦り始めたら、「13:30のバスで行くのかと思ってた!」とのこと。意思の疎通をはかるのは難しい。

12時まであと5分。急いでバス停へ。けっこう歩く。ふー間に合った。ちょうどよい塩梅でバスが来た。あと1時間あればローマ遺跡も見られたのになぁ。電車が遅れたばっかりに…。

さて、バスはグラドに向けて進む。海にかかる橋?を渡って行く。

バスターミナル到着。帰りのチケットを買う。14:15発。あと2時間だ。

聖エウフェミア教会はどっちだろう?地図を見て、なんとなくそっちの方向へ。

鐘が見えた!

メインストリートらしく道を歩き、狭い路地を行くとあった。無料で入れる。5世紀に建てられた教会。

中は…やはりモザイク。しかし平気で踏んでいる。いいのか?




奥には保存されたモザイク。これは古い時代なんだろう。

外にはローマ時代っぽい遺物が。これ全部タダで見られるとは太っ腹。


見学終了。
ランチのための公園を探す。遺跡のある広場があった。ここはなんだったのかな。調べてみたらバジリカデラコルテという教会。

この遺跡の近くのベンチでランチ。毎日同じだ。でもおいしいからいいや。

食後はウィンドウショッピング。ここは海のリゾートっぽい感じがする。


さっきまではにぎわっていたのに、今は閑散としている。お昼休みかな?店が閉まっている。特にすることもなくブラブラすると、バスターミナルに着いてしまった。まだ時間あるし、どこかでジェラートでも…。町に戻るとジェラートを食べているおばちゃんがいた。店はどこだ?あ、あった。

何を食べてもおいしい。これは…チェリーとクリームチーズかな

こちらは確かレモン

店から見えた風景。リゾートっぽい。

 

少し早いけどバスターミナルに戻りバスを待つ。夏期限定のトリエステまで直行便、E21だ。


 

途中、ものすごい雷雨に遭う。よかった、バス内で。

トリエステまでは1時間半。4時前に着いた。こっちは雨降らなかったのかな?道路が濡れていない。でも少し降ったのか、気温が下がって過ごしやすくなった。

今夜はトリエステ最終日。どこかでピザか中華でも食べようか、と一休みして出かけるつもりが…。やはり億劫になってしまい、フォッカッチャ・チーズ・ハムといったもので済ませてしまう。

早く寝よう。
明日はトリエステ市内観光後、バスでポストイナへ行く。