【RTW 2018年夏ヨーロッパ旅 その8 洞窟城とポストイナ鍾乳洞編】
2018年8月3日(金) 後編
午前中にトリエステを観光し、バスでスロベニアのポストイナに着いた。
ポストイナの滞在先はアパート。どこだろう?
あ、バスターミナルと目と鼻の先にあった!近い!
今日から2泊お世話になるのは「Apartment Neva」
まだ掃除中で部屋には入れなかったが、オーナーさんとあいさつし、冷蔵庫だけは使わせてもらい、なんと、ポストイナ鍾乳洞まで車で送ってもらえた!ありがたやー!歩いたら20分くらいかかる距離だ。
鍾乳洞ではまずチケットを買う。洞窟城とのコンビチケットで、まずはお城から行きたいと言ったら、18時の回を予約された。鍾乳洞から洞窟城まではシャトルバスが走っていて、毎時出発。15時のシャトルバスまではまだ時間があるので、まずはジェラートでしょう。
待っているとバスが2台来たのだが、まだ入れない。
並ぶことをしない方々なので、わーっと群がっている。
我が家もなんとなくバスの後ろの方に並んでいたら、運よく座れた。立っている人たちもいて、超満員でシャトルバスは出発。20分くらいで洞窟城に到着。バス乗り場から5分くらい歩いて洞窟城に入場する。
ずんずん歩くぞ
洞窟城が近づいてきた。
帰りは16:15のバスだ。急いで見学しないと。
入り口でオーディオガイドを借りる。日本語があるなんて驚きだ。
天然の洞窟に人口の壁がある。よく作ったな。
油を熱くして
ここからかける。
歴代の城主の中で一番有名なのは騎士エラゼム。
彼は男爵でありながら金持ちからお宝を盗んでは貧しい人にも分け与えていたらしい。
鼠小僧のようなお人。そんな彼がオーストリアに反旗を翻し、この城にたてこもって1年。
大軍勢のオーストリア軍でもなかなか落とせなかった難攻不落のお城なんだとか。
長期間立てこもっても食料に不自由しなかったのは、秘密の抜け道があって、村には自由に行き来できたからなんだとか。
壁にかかっている肖像画がエラゼムさん。
裁判所。
拷問室。部屋と言うか、すでに洞窟。マネキンが両手を縛られ吊り下げられている。
キッチン。洞窟の穴が天然の煙突になっている。
洞窟の壁に溜まる水を集めて下に流すシステム。壁には斜めにスロープがついている。よく考えたなー。
リビング。
流し 1枚の石だ。
井戸かな。
お城から見た村。
難攻不落の城ながら、エラゼムは亡くなる。それはなぜか?
味方に裏切られ、城の中で一番弱いトイレに出たところを合図されて敵にこの大きな石を投げられて、トイレが崩壊。絶命してしまったとさ。
司教さんもいた。ちゃんと個室をもらえていたのだ。
寝室。暖房があるのはこの部屋だけらしい。
洞窟。ここにも住んでいたらしい。
ワインを作っている。
跳ね上げ式の橋が城内にある。
木材は腐食防止のため、動物の血が塗られた。だからちょっと赤い?
見学終了。大急ぎで見て1時間。意外と見どころがあった。
オーディオガイドがあったので楽しめた。もっと時間があったらのんびり見学できたのにな。
帰りのバスも満員。しかし運よく座れた。強運だ。
4:40には鍾乳洞に戻ってきた。この時点で17時の回に変えてもらえるならすればよかったのかもしれないが、ぼーっとしていて気づかなかった。やることもなく、ひたすら18時まで待ち続ける。暑い中、ぼー。
「先に夕飯食べようか、でも食べたくないしね」みたいな会話がなされる中、チケット売り場近くのお店は閉まっていく。
鍾乳洞入口に付近に移動し、さらに待ち、やっと15分くらい前に人々が並び始めた。入場開始だ。
まずはトロッコに乗る。わー、楽しい。
鍾乳洞到着。すごい!きれい!広い!
今まで見た鍾乳洞の中で一番すごいかもしれない、というスケール。オーディオガイドがあるからよく分かるし。本来なら写真NGのはずが、みんな写真をばしゃばしゃ撮っていた。ガイドさんも何も言わない。フラッシュを焚かなければいいのかな?暗いのでボケてしまったのが残念だけど、何枚かは成功した(笑)
この鍾乳洞、アップダウンが激しい。坂道が多い。母よ、よく歩いた!
帰りもトロッコで戻る。
すごい楽しかった。
「明日の鍾乳洞は世界遺産なんだよ」と母に言ったら、「それは楽しみねー」と言うほど。母が楽しみなんてあんまり言わないから、よっぽど今日のポストイナがお気に召したご様子。
ここからアパートまで歩いて帰る。上り坂がつらい。こんな景色が続く。夕空がきれい。
20分くらいで到着した。疲れた。
荷物を出したり整頓していたら、20時を過ぎていた。夕食も食べたくないほど疲れてしまい、またフルーツとかハムとかだけで済ませてしまった。せっかくのフルキッチンなのにね。
長い1日だった。
おやすみなさい
明日は世界遺産の「シュコツィヤン鍾乳洞」へ。